飯能　音楽教室　ピアノの音色の認識

今日、友人と話したことが面白かったので書きます。

子供の頃ピアノの音色というものをどうやって認識したのかという話。

 

私が生まれて初めて聞いたピアニストは

ヴァン・クライバーン、それとジャン・ベルナール・ポミエ

新しいピアノの先生に変わって、まず最初に

その先生が母に、買って与えろと言ったんだと思う。

楽器店の店員さんに母がおすすめのレコードを聞いたら

このクライバーンのレコードを勧められたのだ。

↓

そしてちょっとおいてから2枚目がこれ

↓

この2人が、全然違う音だった。

ここがミソだと思うのです。

3年生くらいの時、子供ながら

なんで、こんなにこの2人音が違うんだろう？とか

自分が弾いてるアップライトでの演奏の音が

ぜっんぜん、ちっっっがあああぁぁぁう！！！！

なんでやあぁぁぁ？？？？

おまけに、自分で真似しても真似しても同じにならん。。。

なんでやああーーーー？？？

（謎謎謎謎謎な毎日）

 

ガッっ！！！！みなさん！

 

これ最初に聞いたレコードのピアニストが

全然色彩も香りも抒情もなく同じ音色しか出ない歌も歌えないようなパキパキの音の

ピアニストだったとしたらその違いに気づくことができなかったんじゃなかろうかと思いません？？

例えばあの人とかあの人とかじゃ、気がつかなかったと思うのです。ww

 

さらに

ポミエとクライバーンの

エリーゼのためにが

演奏が違いすぎて、ひゃーーこりゃ、何事ーーー？？？

ってなりましたし

私は絶対クライバーンが好きだったから

ポミエ嫌い！！ってなってました。

でも、ポミエの弾いてたメンデルスゾーン、無言歌集の紡ぎ歌とか花の歌の音は

すごく好きで、曲によって全然音色が違うのも興味深く..

真似しようとするんだけど、できない。。。という

日々を繰り返しておりました。

あ、これらの曲は全くレッスンを受けたりしません。

レッスンは、普通に、ソナタアルバムとかツェルニーとかでした。

それらの練習はしないけれど

買い集めていたそのレコードに乗ってる曲達の楽譜を

全音ピースで探して弾くことをして遊んでいました。

もちろんそんなことをしていることをピアノの先生に言った事もありません。

 

そして！！！！

また、その先生に勧められて

初めて生で聞きに行ったピアニストが

藤井一興氏

で、何がショッキングだったって

ツェルニー30番の1番を

そりゃー美しく弾いてくれちゃって。。。

ヒョエええええ

ツェルニーってこんなに美しい音でこんなに早く美しく弾けちゃうもんなん？？？

謎謎謎ーーーなんでーーー？？？

ってなりました。

そして、先生が楽屋に私たちを連れてってくれてサインをもらったという。。。

子供体験です。小学校高学年だったと思います。

 

その後、戦場のメリークリスマスのテーマ曲を弾く

坂本龍一のピアノの音がまた異物で。。笑

それのある部分の和音の音が好きで

それも一生懸命真似をして。。。

 

 

これらの子供の頃の経験達って、私のルーツだと思います。

そのあとはひたすら吹奏楽。。笑

 

今は、とにかく思います。

最初に聴いたのがクライバーンでよかったな。。

楽器店のお兄さん

本当にありがとう。。。。

（M楽器店のレコード売り場にいたのは、もしかしてMさんだったんじゃないだろうか？）